キッチンに朝陽が入る大きな窓とリビングの堀ごたつが両親の拘り

10年ほど前に、大手住宅メーカーの注文住宅で家を建て直しました。父がその20年ほど前に建てた木造住宅を、土地は父名義のままですが「上物」を私名義で新しく建て直さないか?と父から持ちかけられたのがきっかけでした。
特別付き合いがある工務店などもありませんでしたので、市内の住宅展示場へ家族揃って見学しに行き、最初に入った住宅メーカーのモデルハウスに一目惚れした形で進めたのが正直なところ。実際、モデルハウスの出来そのものというより、担当された営業マンとの相性みたいな点が大きかったかもしれません。
その後の打ち合わせでは、色々設計図が提案されました。狭いスペースを有効利用する様なリビングとトイレや浴室を直結する様なアイデアも提案されましたが、それはやはりやめようと言うことになり、一般的な廊下を挟む形にしました。
拘りは、母と父から出された提案です。母の拘りは、やはり「キッチン」。キッチンは一番東側に位置するのですが、朝陽を沢山浴びられる空間にしたいと言うことから、道路に面してはいるものの、壁全体が窓となるような大きな窓にしました。外から丸見えかと思いきや、ブラインドを上手く利用するとそうでもありません。
また、父の拘りがリビングを掘りごたつにすることでした。床は濃い茶色のフローリングですが、部屋の中央を一段下げ冬には堀ごたつ、それ以外は足を下ろして座れるスタイルにしたのです。ソファを置かなくてもそれぞれの座椅子を置けばOK的な発想です。専用の天板も作ってもらったので、いざと言う時には一般的なフローリング床のリビングとなりまます。
私名義の注文住宅での建て直しですが、まだまだ両親が中心の生活です。両親が気持ちよく生活することが出来る空間作りが出来て良かったと思っています。